
トラリピを始めて、2年9ヶ月(33ヶ月目)。
2025年2月の収益はどうだったでしょうか—?
2025年2月のFXトラリピ月次損益実績報告(開始33ヶ月・2年9か月目)
今月の実績月次損益は次の通りでした。


今月の総評
2月は売買損益で+142,093円、スワップ振替を反映した確定差益は+28,770円でした。ドルカナダの上昇による保有ポジションの増加によって、マイナススワップの影響がかなり大きいですが、ギリギリ月でも利益が出ています。
月末の口座概況は、預託証拠金:37,076,676円 /有効証拠金:30,559,570円 /評価損益:▲6,517,106円 /証拠金維持率:453%です。
必要証拠金は10,884,030円で、余力は確保できていますが、評価面の重さには引き続き注意が必要と考えます。
通貨別では、AUD/NZD(オージーキウイ)が+62,430円で牽引し、GBP/USD(ポンドドル)が+51,072円で続きました。NOK/SEK(ノックセック)、EUR/GBP(ユーロポンド)、USD/JPY(ドル円)もプラス寄与となりました。一方で、USD/CAD(ドルカナダ)の含み損が大きく、ドローダウンの主因となっています。
2月後半はややドル安方向の地合いが意識されましたが、USD/CADとGBP/USDの設定は大枠を据え置きとしました。AUD/NZDは18日・19日の政策金利で豪:▲0.25%、NZ:▲0.5%の利下げがあり、一時的に振れましたが、持続的なトレンドにはつながっていません。
売り方向はややマイナススワップに傾きましたが、金利差は大きくないため、設計は維持しています。
豪州は中国・米国関連のヘッドライン次第でボラティリティが高まる余地があり、関税除外のニュースが出れば上振れ要因になり得ますが、当面はボラ不足のため「待ち」を基本とします。
NOK/SEKは原油安に押されて下押しが続いているのか、0.95近辺を下げ止まり候補としてみています。
深押しの際は0.93までをレンジ下限として想定しています。
ノルウェーとスウェーデンはいずれも強い景気材料に乏しく、ユーロ圏の地合いに連動しやすい点にも留意します。
総じて、利の出やすい通貨で淡々と積み上げ、評価が重い通貨はロットを抑えて維持率を厚めに保つ方針といたします。
毎月、口座状況と設定を点検して最適化していきます。あとは自動売買に任せることで、時間を確保しながら着実に利益を積み上げられています。運用環境に感謝しています。



今月は「評価は重いが、売買は回る」地合いでした。AUD/NZDはボラ不足で待ち、NOK/SEKは0.95前後の底固めを注視していきます。焦らず、着実にいきましょう。
トラリピ開始からの累積実績損益の推移








この運用は、マネースクエアの「トラリピ」を使っています。値動きの幅を活かして長期的な運用ができるのが特徴です。
「自分でも試してみたい」と思った方は、こちらからぜひ公式ページをご覧下さい。
2025年2月のFXトラリピ収益・通貨ペアの内訳


AUD/NZD(オージーキウイ):+62,430円 / 新規172回・決済124回
2月は値幅が細りつつも、往復の小刻みな回転で利確が積み上がりました。両国の利下げ通過後もボラは限定的で、売り方向はスワップが逆風になりやすい局面です。玉を盛り過ぎず密度を均し、評価損の膨張を抑える運用に徹しました。ニュース次第で変動が強まる可能性を見込みつつ、レンジ内の継続回転で対応します。
GBP/USD(ポンドドル):+51,072円 / 新規31回・決済45回
イベント前後の上下で指値が機能し、戻り売りと押し目の往復で回転。上値の重さを意識しつつ、ロットは増やさず分散重視で積み上げました。評価の振れは残るため、利確幅はややタイトに運用しています。
NOK/SEK(ノックセック):+13,103円 / 新規34回・決済9回
原油安に連れて下押しが続く中、ロングのみの方針で押し目の回収を実施。0.95近辺は下げ止まりやすい水準とみていますが、深掘りのシナリオ(0.93近辺)も意識して玉を薄く分散。評価の戻り待ちを想定しつつ、利確幅は控えめに設定しました。
EUR/GBP(ユーロポンド):+9,078円 / 新規9回・決済17回
狭いレンジの中でショートのみの基本方針を維持し、プラススワップを受け取りながら小さく回収しました。ブレイクは限定的で、玉の間隔は詰め過ぎず分散を優先。短期の突発に振らされないよう、ロット規模は抑制的に管理しています。
USD/JPY(ドル円)(スポット):+6,410円 / 新規12回・決済6回
戻りを小口で拾い、往復の短い値幅で利確。ドル安方向を意識しつつ、突発的な反発には注意し、ロットは最小から。継続可否は相場状況を見ながら判断していきます。
USD/CAD(ドルカナダ):今月は確定取引なしです。
設定は大きな変更なく、上側の伸びに備えつつ在庫最小で待機しました。ドル安方向に振れやすい見方があるため、戻りの圧力には注意し、ロスカット帯に余裕を残す構えです。
CAD/JPY(カナダ円):今月は確定取引なしです。
日足では下落トレンド継続の中で戻り待ち。在庫の抱え込みを避け、余力温存を優先。ロスカット帯に十分なバッファを確保し、無理な追随は控えています。
EUR/USD(ユーロドル):今月は確定取引なしです。
EUR/USD(ユーロドル)は一旦、トラリピ設定を解除しているため、取引なしです。
週足では大局的に戻りを試す場面が見られ、ショートのみの基本設計は維持しつつも、急変時の振れに耐えるようポジション密度は抑制。短期判断は日足のボラに合わせて見直します。



今月は「利の出やすい通貨で積み上げ、評価が重くなりやすい通貨は守備を優先する」配分で運用しました。
ボラが伸び切らない局面でも、発注の分散とロット抑制でドローダウン耐性を確保しつつ、回転率の確保に注力します。
無理なく続けることを大切にします。
トラリピは分散×余力が基本です。はじめは小ロットと広めのレンジから始め、月次で維持率と配分を点検しながら微調整していくと安定しやすいです。詳しい始め方や最新キャンペーンは公式ガイドをご確認ください。
証拠金維持率と評価損は?
2025年2月28日のポジションサマリ


預託証拠金:37,076,676円
有効証拠金:30,559,570円
評価損益:▲6,517,106円
証拠金維持率:453%
逆行時の裁量玉を足すと維持率を急低下させやすいため、今月は追加を見送りました。評価が重い通貨では本数を据え置き、解消優先の運用でドローダウン耐性を確保します。
USD/CAD(ドルカナダ)は裁量で設定した2つのレンジの評価損が影響して、他の通貨ペアよりも評価損が大きい形です。
コンサルをやる前の2022年8月に自分で仕掛けた設定がずっと含み損&マイナススワップです。
なお、USD/CAD(ドルカナダ)の裁量売りを1.300~1.315という狭い帯で0.3万通貨×複数本入れてしまった反省点は継続管理中。
解消までは“失敗事例”として明示し、ロットと本数のバランスを厳守します。
2月もUSD/CAD(ドルカナダ)が含み損を抱えたままなのですが、想定範囲内です。マイナススワップが結構きつくなってきますね。
1.32を下回るまで、マイナススワップを支払い続けますが、それ以上の収益を上げれる見込みで、持ち続けていきます。
USD/CAD(ドルカナダ)の継続中の裁量設定(失敗設定です)


現在、稼働しているのはマネースクエアの世界戦略の3通貨ペアとNOK/SEK(ノックセック)、GBP/USD(ポンドドル)となります。
CAD/JPY(カナダ円)はトラリピ設定はしたままですが、レンジを外れていて、EUR/USD(ユーロドル)は一旦設定を解除しました。
AUD/NZD(オージーキウイ)
EUR/GBP(ユーロポンド)
USD/CAD(ドルカナダ)
NOK/SEK(ノックセック)
GBP/USD(ポンドドル)
EUR/USD(ユーロドル)…一旦全て設定を解除
CAD/JPY(カナダ円)…レンジアウト
引き続き、USD/CAD(ドルカナダ)は捕まったままです…笑
もう1.32よりも下へ行くタイミングはなかなか来ないのだろうか…泣



FXの自動売買をやってみてわかったことは、資金管理の重要性です。
トラリピ設定では、ロスカット設定をきちんと管理し、資金配分には少し余力を持たせることが大事だと思いました。
ロスカットに関しては裁量取引でも自動売買でも基本的に同じですが、トラリピの自動売買ではロスカット設定を深く持ち、耐える方向で考えるため、損切りが難しいことが多いのが実際のところです。
それでも、設定をしっかりと行い、レンジ幅を超えた際にはロスカットを実行し、再度仕切り直す形を取ることが重要です。
今回の結果も、マネースクエアのトラリピでの運用です。
「同じように試してみたい」と感じたら、まずは公式ページで詳細をご確認ください。
2025年2月のFX投資元本(トラリピ運用資金)


預託証拠金 3,708万円/有効証拠金 3,056万円/入出金累計 3,010万円。
2025年2月時点の入出金累計は3,010万円(先月比変化なし)。
預託証拠金(入金+利益分)は3,708万円、有効証拠金は3,056万円となりました。
評価の重い通貨は急がずに解消を待つ方針です。
引き続き余力を厚めに確保し、分散とロット抑制で継続性を重視していきます。
コツコツ型の自動売買は「余力と分散」が命です。
ロットを抑えて広めの安全域から始め、月次で点検しながら微修正していきましょう。
公式の始め方やキャンペーンは以下から。
評価損益を含め、全決済したときの損益は?
ポジションをすべて同時に処分(全決済)したと仮定すると、評価損益まで織り込んだ損益になります。含みポジションは在庫のようなもので、時間をかけて利確へ変換していくイメージです。
自動売買はナンピン前提でポジションを持ち続けるため、評価損は常に発生しやすい設計です。
評価損益は保有するポジションが多くなれば、評価損も増えますが、ポジションを持たなければ決済もない形です。
評価損益は毎日変動するため、その時々で変わってしまいますが、
参考として「すべてのトラリピ設定を解除し、月末時点で全決済した場合の仮定値」を掲載します。


損益を含めた全決済損益(仮定値)
- 月末評価額:−6,487,585円
- 期末に全ポジションを決済した場合の損益:300,179円
評価損は小売業の在庫に似ています。売れる(決済される)まで抱えることで将来の売上原資となる一方、在庫ゼロでは売上も立ちません。
短期で評価が膨らんでも、設定の分散と余力があれば回収のチャンスは巡ってきます。焦らず、回転が効く通貨で着実に在庫を減らしていきたいです。
したがって、全決済はあくまで仮定の確認に留め、運用は継続します。
資金効率の推移(月次・年間累積・開始以来・平均)
資金効率(評価損益なし)


- 月次資金効率:0.10%
- 年間累積資金効率:0.34%
- 開始以来の累積資金効率:22.55%
- 開始以来の平均効率(年率換算):8.20%
評価を除けば今月も小幅ながらプラスを維持しました。回転が鈍い月でも、分散とロット抑制で着地を安定させやすいです。
資金効率(評価損益込み)


- 月次資金効率:0.23%
- 年間累積資金効率:−4.09%
- 開始以来の累積資金効率:1.00%
- 開始以来の平均効率(年率換算):0.36%
含みを織り込むと年度累計はまだマイナス圏ですが、開始来平均はプラスを維持しています。
過度に設定を広げず、回転で戻す設計を続けます。
開始以来の平均効率(年率換算)が、実力の“地力”を最も素直に表すと考えています。
短期の勝ち負けより、この平均を上げすぎず下げすぎず、ブレない速度で積み上げるのが目標です。
今月の資金効率まとめ
価損の影響で“込み/なし”の差が出ましたが、開始来平均は+0.36%(評価込み)/+8.20%(評価なし)で安定しています。
ドローダウン期は余力>回転の順で守り、戻りで利確を積む——この基本に沿って粘り強くいきます。



開始来平均に照準を合わせると、月々のブレに振り回されにくくなります。維持率を厚めに、設定は「続けられる密度」に据え置き。無理なく継続することを最優先にします。
2025年2月時点のトラリピ設定(追加・変更・削除)
今月のトラリピ設定はUSD/JPY(ドル円)が良いポジションになってきたので、臨時で設定しました。
※そのほかの通貨は大きな新設・削除はなく、既存レンジを継続。
USD/JPY(ドル円)の2025年2月時点での追加トラリピ
USD/JPY(ドル円)の買いトラリピを新規で設定しました。(2/26から3/21まで)





下押し場面の反発取りを想定して買いレンジを敷設。イベント前後はスプレッド拡大に備え、ロットは抑制しました。翌月に取り消しとしたものの、稼働期間中は小口の回転で着実に利確を積み上げられています。
2025年2月末時点のチャート
2025年2月、米政権はカナダ・メキシコに追加25%、中国に10%の関税方針を発表。
貿易摩擦とインフレ懸念が強まり、ドル買いが優勢に。発表直後は円が155円台後半へ下落しドル全面高。月中には「相互関税」計画の覚書も公表され、不確実性が一段と増しました。
追加関税方針(加・墨に+25%、中に+10%、その後「相互関税」検討)が材料となり、EUR/USDは戻りが鈍化しやすく下押し圧力が継続、節目割れを試す場面が増えました。GBP/USDも上値が重く、戻り売り優勢の地合いでした。
USD/CADはカナダ向け関税観測でカナダドルが相対的に弱含み、上方向に振れやすい展開。
一方、北欧・資源通貨(NOK/SEK、AUD/NZD)は対ユーロ・対ドルでボラ縮小ながら、欧州景況や米金利観測に連動して上値は抑制される傾向でした。
トランプは外交の脅しの材料として使っているため、動きが読めない形になっています。
AUD/NZD(オージーキウイ)の日足チャート



AUD/NZD(オージーキウイ)日足チャート分析と展望
2月のAUD/NZD(オージーキウイ)は、イベント通過後もボラは限定的で、レンジ中央付近の往来が続きました。
オーストラリアがもうちょい中国がらみ、アメリカがらみのニュースが出ればボラが上がるかもですが…。
後はオーストラリアの関税除外などがあったりしたら、あがるかもですが、ボラが出てくれないとどうしようもないですよね。
月初は前月の下押しを引きずりましたが、中旬の政策金利イベント通過後は上下のヒゲを伴う往来が増えました。
短期の戻り局面では上値で実体が伸びにくく、陰陽の入れ替わりが早い“スイング細分化”の相場つきです。
移動平均は短中期が収斂し、モメンタム系も50近辺の往復が続いてトレンド方向は明確になりません。
上側では直近高値帯の手前で失速しやすく、終値ベースでの陽線続伸が途切れがちな一方、下側は突っ込みの陰線に下ヒゲを伴って引ける場面が散見され、押し目を拾う買い戻し圧力も一定に観測されます。
結果として、日足の実体は小さく、出来高に相当する値幅の増加も限定的でした。
月末にかけてはボラティリティの縮小が進み、バンドの収斂を意識させる形状です。
2月全体を通すと、上値・下値ともに“帯”で抑えられ、ブレイクの予兆(終値連続更新や長大陽線・陰線の出現)は乏しい1か月だったと評価できます。
売り方向はややマイナススワップですが金利差は極端ではありません。ロットは増やさず、既存密度で小さな波を拾います。下振れ時は階段の詰め過ぎを避け、回帰での回収を狙います。
指標前後は値幅を広げたりすることはありますが、基本はせま得の範囲での設定です。
結果として評価の膨張は抑えられており、次の振れ待ちで淡々と積み上げたいです。


EUR/GBP(ユーロポンド)の日足チャート



EUR/GBP(ユーロポンド)日足チャート分析と展望
EUR/GBP(ユーロポンド)は、トラリピ設定からはレンジアウトしてしまっています。戻りが鈍く、上値は限定的でした。
ショートのみでプラススワップを受け取りつつ、トラリピ設定のラインまで戻ってくるまで待つという流れになっています。
2月は戻りの鈍さが際立ち、上値試しのたびに上ヒゲが増える展開でした。
月初の戻りでいったん押し目買いの気配を見せたものの、中旬以降は前日高値を更新できない日が続き、実体の小さいコマ足や小陰線が連なることでモメンタムの弱さが意識されました。
短期の移動平均は緩やかな右肩下がりとなり、中期線とのデッドクロス圏で推移。
価格は中期線の下で戻り売りに押し戻されやすく、上値抵抗帯の手前で失速するパターンが優勢です。
一方で下値では前月安値圏に並ぶ足が複数回現れ、下ヒゲを残して引ける日も見られましたが、切り返しの持続力は弱く、翌日以降に陽線が続かないためトレンド転換の確証は得られません。
出来高に相当する値幅の拡大も限定的で、ブレイク前の滞留色が濃い1か月でした。
総じて、上値は重く下値は固さを僅かに示す“レンジ圧縮”局面で、次の方向性は月足・週足終値での帯抜け確認が鍵になりやすいと捉えられます。


USD/CAD(ドルカナダ)の日足チャート



USD/CAD(ドルカナダ)は、1.41まで下がってきたと思いきや、再度上がってしまい、1.44中盤まで来ました。
チャート的には、1.42〜1.44の範囲でボラティリティを伴う動きとなっており、トラリピ的にはUSD/CADはやや難しい局面です。
月前半は上下ヒゲの長い日が増え、直近高値帯の手前で跳ね返される一方、押し目では素早く買い戻しが入る“往復の強い”相場でした。
中旬にかけては実体の大きい足が減り、前日高安の内側で推移する“インサイド”の並びが目立ちます。
短期移動平均は横ばいに近く、中期線もフラットで、一方向のトレンドは確認しづらい状況です。
日中の高値更新があっても終値では押し戻されやすく、長い上ヒゲで確定する日が散見されるため、上値の指向性は限定的と評価できます。
下側では直近のスイング安値を僅かに割り込む場面があっても、長い下ヒゲで切り返すことが多く、下値硬直性も同時に観測されました。
結果として、値幅の均衡が続き、ブレイクのトリガーとなる連続陽線・陰線の出現は稀です。
月末にかけては狭いレンジが続き、外部材料に反応しやすい形状を維持。
方向感は出にくい一方、局所的な“だまし”が出やすいので、終値ベースでの帯抜け確認が重要だった1か月と言えます。
今月も結果的に耐えるタイミングとなっていますが、来月以降、どうなるのか…ですね。


NOK/SEK(ノックセック)の日足チャート



NOK/SEK(ノックセック)日足チャート分析と展望
NOK/SEK(ノックセック)の2月は下押し圧力が続き、戻り局面でも上値に並ぶ陰線が目立つ構図でした。原油安に引っ張られたのでしょうか。
月初の反発は続かず、中旬にかけて高値を切り下げながら前日高値に届かない日が増え、総じて戻り売り優位のフローが意識されます。
短期の移動平均は中期線の下で推移し、両線の乖離は小さいものの角度はやや下向き。
ローソクは実体が短く上下ヒゲを伴う“コマ足”が多く、下値追いの勢いは強くない反面、反発にも持続力が乏しいのが特徴です。
安値帯では過去の節目に近い価格域で下ヒゲを連発しており、買い戻しの意思は感じられるものの、終値で陽線が続かず反転のシグナルは限定的でした。
月末に向けてもレンジの下部での滞留が長く、サポート帯のテストを繰り返す形状です。
全体として、トレンドは弱含みのまま推移し、広い意味での“戻り鈍化×底値固めの混在”が続いた1か月だったと整理できます。
ノルウェー、スウェーデンがどちらとも経済がいいわけでもないようなので何ともですが、ユーロに引っ張られてるのか?くらいのイメージですね。
トラリピ設定はマネースクエアの戦略よりも下限を下に設定しているのですが、0.95 近辺がひとつのボトム候補で、割れても 0.93 までの下押しを想定すれば設計上のストレスは小さくなります。
自動売買は“ロングのみ”でプラススワップ方向に限定し、在庫の持ちやすさを確保しています。
ボラが戻れば回転の主力になりやすいので、余力を削らない密度で継続します。


GBP/USD(ポンドドル)の日足チャート



GBP/USD(ポンドドル)日足チャート分析と展望
GBP/USD(ポンドドル)は、1月からは上昇してきて、今月の主力となってくれました。
ポンドルは買い(ロング)がプラススワップになったため、持ち続けても気持ち的には不安が少ないですね。EUR/USDとの2本立てでリスク分散しています。
日足では、年初の戻りで一度高値をつけた後、直近は1.27台で上ヒゲが目立ち、1.26近辺にかけて戻り売りが出やすい形です。
安値側は1.25前後に日中の下ヒゲが重なりやすく、短期支持として機能しています。実体の伸びは限定され、1.23–1.27のレンジ意識が続く見方です。
短期で上抜けても続伸が鈍るパターンが多いため、上値追いは避け、1.2550・1.2450・1.2350などの節目で淡々と回収する設計が無理がありません。


EUR/USD(ユーロドル)の週足チャート
EUR/USD(ユーロドル)は日足チャートの画像を保存し忘れたため、週足チャートとなります。



EUR/USD(ユーロドル)週足チャート分析と展望
EUR/USD(ユーロドル)は、週足では戻りが鈍く、上値は限られました。米金利の柔らぎで一時的にユーロ高へ振れても、続伸しづらい地合いです。
週足では戻り局面が伸び切らず、高値を切り下げる流れが続いています。2月単月の値動きに絞ると、デイリーでは1.02台前半〜1.05台前半の比較的狭いレンジで往来し、月間の棟(高値側)はおよそ1.052、谷(安値側)は1.021付近で収まりました。
終値は1.037近辺で着地しており、月間としては方向感に乏しい印象です(2月の高安・終値は月足の確定値から確認できます)
総じて2月は、下では買い戻しが入りやすいが、上では失速しやすい「レンジ圧縮」フェーズでした。
週足の視点に引き直すと、上値は1.08手前まで戻す過程で上髭が増えやすく、1.03–1.05帯の滞留が長くなるほど、次のトレンド転換には週足終値での帯抜けが欲しい形状です。
3月以降の評価では、(1)米インフレ関連の再加速/一服、(2)ユーロ圏物価・景況感の改善度合い、(3)地政学・通商ヘッドラインの方向性が、1.03–1.10の広いレンジのどちら側を先に試すかの材料になりやすいと考えられます。


CAD/JPY(カナダ円)の日足チャート
CAD/JPY(カナダ円)は全然下がってくる気配はないですね。下のほうでじっくり待つしかないです。ノーポジが続きます。





CAD/JPY(カナダ円)日足チャート分析と展望
月初は下押しでスタートし、その後の戻りも限定的でした。
日足では下ヒゲを伴う陰線が複数出現し、押し込まれたあとに買い戻されるものの、翌日以降の続伸が弱いため、上値追いの勢いは鈍いままです。
短期の移動平均は中期線の下で推移し、両者の角度は小さいながらも下向き成分が残ります。
高値側は前月の戻り高値手前で頭打ちになりやすく、日中の高値更新が終値で否定される“上ヒゲ確定”が散見されました。
安値側では節目近辺で並ぶ足が出現しており、過度な突っ込み売りは入りにくい一方、反発の持続力も限定的です。
レンジ内での往来に終始し、値幅はやや縮小。結果として、ボラティリティの低下とトレンドの不在が同居し、方向性の手掛かりが得にくい1か月でした。
3月以降の判断に向けては、終値ベースでの帯抜けと、移動平均の傾き変化が重要な手掛かりになりやすいと考えられます。



日々のトラリピ運用は、自己判断だけでは不安になることもありますが、マネースクエアのコンサルティングを受けながら資金管理を行っているため安心して取り組めています。
相場状況や通貨ごとの特徴を的確にアドバイスしていただけるので、自分の戦略に迷いが生じたときにも非常に助かっています。
おかげで安定感を持ってトラリピを続けられていると感じています。
今回の結果も、マネースクエアのトラリピでの運用です。トラリピの強みは、手間を抑えて継続できることです。
無理のない初期設計と月次点検で、長く続けられる仕組みを作りましょう。
「同じように試してみたい」と感じたら、まずは公式ページで詳細をご確認ください。
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本記事は過去の運用実績と個人的な見解の共有であり、特定の投資行動を推奨するものではありません。金融商品の取引には元本割れを含むリスクがあります。最終判断はご自身の責任で行ってください。
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