はじめに:攻めの設定から学んだ半年間

初めての半年は波乱だらけ!
2022年6月、マネースクエアのトラリピ運用をスタート。
資金はまず900万円、徐々に増額しつつ、自分の裁量で“攻め”の設定を展開しました。


マネースクエアのコンサルを受ける前だったため、リスクを取りつつも効率を求めた運用で、半年で利益130万円超えを達成。
一方で、とにかく稼ぎたい気持ちから、資金量に関係なくトラリピ設定を増やしてしまい、自分が仕掛けられる金額の把握が全くできておらず、資金管理が全くできませんでした。
レンジアウトや評価損の拡大など、痛い経験も多く、資金管理の大切さを学ぶ期間となりました。



狭いレンジで大量にトラップを設定し、そこを通れば一気に稼げる!…と調子に乗って仕掛けていました。
トラリピ運用月次サマリー


月 | 月次損益 | 累計損益 | ハイライト |
---|---|---|---|
6月 | +166,759円 | +166,759円 | 初月から好調スタート。AUD/NZDほか4通貨運用。 |
7月 | +192,196円 | +358,955円 | 入金増&レンジ調整で効率化。 |
8月 | +214,963円 | +573,918円 | EUR/JPY外し→AUD/NZD集中戦略で高効率。 |
9月 | −7,729円 | +566,189円 | 全通貨レンジ外れで初損切り。 |
10月 | +365,916円 | +932,105円 | AUD/NZD利確ラッシュで急回復。 |
11月 | +205,504円 | +1,137,609円 | 攻め設定解除→安定運用へ移行。 |
12月 | +171,128円 | +1,308,737円 | CAD/JPY追加が大ヒット。 |
各月の振り返り
6月:スタートダッシュ成功
- 運用開始は6月8日。資金900万円で4通貨(AUD/NZD、EUR/GBP、USD/CAD、EUR/JPY)を稼働。
- 月間損益は +166,759円。EUR/JPYのスポット売りが大きく貢献。
- 設定は複数レンジ・高利益幅の「攻め型」。


7月:資金効率化と設定調整
- 月間利益 +192,196円。累計35万円突破。
- 資金を約980万円に増額。AUD/NZDのレンジを狭めた設定を追加し、回転率アップを狙う。
- この時期も裁量色が濃く、利益率は高め。



効率重視で追加レンジ!


8月:集中戦略で最大効率
- 月間利益+214,963円。累計57万円。
- EUR/JPY(ユーロ円)は難しいポジションとなり、一旦設定解除。
- AUD/NZDに集中運用。8/16・8/18には狭いレンジで高本数設定を投入。
- 高効率だが、リスク集中の兆候も。


9月:逆風と初損切り
- 月間損益−7,729円で初のマイナス。
- AUD/NZD、EUR/GBP、USD/CADがすべてレンジ上抜け。評価損が急拡大。
- 証拠金維持率が200%を割る日もあり、約20万円を損切りして建て直しへ。



「ヒヤヒヤ…維持率ギリギリ」


10月:一気の巻き返し
- 月間利益 +365,916円。累計93万円に急回復。
- AUD/NZDの大きな下落で利益確定が連発。
- ただしUSD/CADの評価損は継続中。


11月:安定運用への切り替え
- 月間利益 +205,504円。累計113万円突破。
- 攻めの裁量設定をすべて解除し、世界戦略中心の安定構成へ移行。
- 資金余力を確保し、来年に向けた準備段階。


12月:CAD/JPYの奇跡
- 月間利益 +171,128円。累計130万円達成。
- 新規追加のCAD/JPY(0.99~0.90、0.2万×87本)が大ヒット。
- 世界戦略3通貨に加えて厚みのある構成が完成。


月別成績と入金推移における資金効率
月別の成績と資金効率です。
月 | 月次損益 | 累計損益 | 累計入金額 | 資金効率(月次) |
---|---|---|---|---|
6月 | +166,759円 | +166,759円 | 9,000,000円 | 1.85% |
7月 | +192,196円 | +358,955円 | 11,000,000円 | 1.75% |
8月 | +214,963円 | +573,918円 | 11,000,000円 | 1.95% |
9月 | −7,729円 | +566,189円 | 11,000,000円 | -0.07% |
10月 | +365,916円 | +932,105円 | 13,000,000円 | 2.81% |
11月 | +205,504円 | +1,137,609円 | 12,000,000円 | 1.71% |
12月 | +171,128円 | +1,308,737円 | 13,000,000円 | 1.32% |
年間資金効率と月次資金効率の違い
年間資金効率の計算
- 年間利益(確定分):1,308,737円
- 年間平均運用資金:約11,428,571円
- 年間資金効率:約11.45%
月次資金効率との違い
- 月次資金効率:その月単体の効率(利益 ÷ その月の運用資金)
→ 相場や設定の影響でブレやすく、-0.07%〜2.81%のように上下。 - 年間資金効率:1年間の合計利益 ÷ 年間平均運用資金
→ 月ごとの波をならし、全体像を安定的に評価できる。
評価
- 月次は多くの月で1.7〜2%台を維持。
- 年間11.45%は長期運用型の自動売買としてはかなり優秀。
一般的には年間10%以上で「好成績」、15%以上で「かなり優秀」。



「攻めた設定なので、結果の数字だけ見ると資金額の割には稼いでますが、ヒヤヒヤの連続でした」
評価損の変動と要因
- 6〜8月:最大でも-339,291円と軽微。
- 9月:全通貨がレンジ上抜けで急拡大。
- 10〜12月:AUD/NZD下落で減少。CAD/JPY追加も安定稼働。
仮定累計損益(全決済シミュレーション)


月 | 累計損益 | 月末評価損 | 仮定累計損益 |
---|---|---|---|
6月 | +166,759円 | -15,837円 | 150,922円 |
7月 | +358,955円 | -14,393円 | 344,562円 |
8月 | +573,918円 | -339,291円 | 234,627円 |
9月 | +566,189円 | データなし | — |
10月 | +932,105円 | -1,423,357円 | -491,252円 |
11月 | +1,137,609円 | -885,989円 | 251,620円 |
12月 | +1,308,737円 | -1,333,857円 | -25,120円 |



自動売買における評価損は小売業が仕入の在庫を抱えるイメージで、売れるまで持ち続ける感じと似ている気がします。
在庫が0だと売上も上がらないため、ほぼ万年評価損を抱えているイメージです。
12月の時点で在庫一掃すると半年ではマイナスですが、お店はまだ畳みません笑
これらの結果も、マネースクエアのトラリピでの運用です。
相場の変動幅を活かし、安定的な運用を目指せるのが魅力です。
「同じように試してみたい」と感じたら、まずは公式ページで詳細をご確認ください。
通貨別利益ランキング(2022年合計)
- AUD/NZD:549,937円(42%)
- USD/CAD:357,610円
- EUR/GBP:239,507円
- CAD/JPY:49,464円
- その他通貨:稼働なし
年間損益サマリー
- 年間売買損益合計:1,308,737円
- 最大月間利益:365,916円(10月)
- 最大月間損失:-7,729円(9月)
- 利益率(年末入金額比):約10.1%
運用開始半年の評価
利益率(入金額比)
短期間で10%以上。効率は高いが、リスク管理は要改善。
評価損の大きさとその背景
- 狭いレンジ高本数設定で攻めたトラリピ設定をしていました。決済されるときは爆益になるのですが、レンジを外れると含み損がすごいことになり、レンジ外で評価損急増。資金管理の大切さを知りました。
通貨ペアごとの特徴
- AUD/NZD:安定の稼ぎ頭。しっかり利益を
- USD/CAD:評価損との戦い。それでも
- EUR/GBP:金額は低いように見えて安定。スワップを貯めこんで決済するので、最終利益率は悪くない。
- CAD/JPY:追加直後から成果。
2023年への課題と改善点
- 通貨分散の強化
- 広めレンジ・分割投入による評価損抑制
- 証拠金維持率300%以上キープ
年間総括と学び



数字だけ見れば、半年で利益130万円超はかなり優秀ですが、メンタルもそれなりに削られました。
「攻め」の経験と「守り」の必要性を学び、2023年はコンサルを取り入れた安定運用をしたいと思いました。
- 利益:半年間で +1,308,737円。
- 学び:
- 狭いレンジの高効率設定は爆発力があるが、レンジアウト時のダメージも大きい。
- 資金管理と証拠金維持率の監視が何より大事。
- 分散と安定性を重視すれば、長期的に資産を守りながら増やせる。
2023年からはマネースクエアのコンサルも取り入れ、安定と成長を両立する運用を目指します。
この運用は、マネースクエアの「トラリピ」を使っています。
値動きの幅を活かして長期的な運用ができるのが特徴です。
「自分でも試してみたい」と思った方は、こちらからぜひ公式ページをご覧下さい。



現在はマネースクエアのコンサルティングを受けながら、安全な資金管理を行っています。
月々の収益はやや低めですが、相場がいつ大きく変動するか分からないため、ナンピンを使った自動売買では、資金効率を犠牲にしてもリスク回避を重視しています。
毎月の設定も慎重に行い、レンジ内でうまく動作するように調整しています。
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