みっくトラリピを始めて、3年7ヶ月(43ヶ月目)。
2025年12月の収益はどうだったでしょうか—?
先月は、利益のほうがほとんど出ませんでした。
今月はそこそこ戻したのですが、出ていくコストのほうがもっと増えました。
2025年12月のFXトラリピ月次損益実績報告(開始43ヶ月・3年7か月目)
今月の実績月次損益は次の通りでした。
※はスワップ振替後の確定ベースの金額です。
12月の成立カレンダーと売買損益
12月は回転が戻ってきました。日ごとにどれくらい成立していたのか、カレンダーから見ていきます。


年末時点の口座と、スワップ欄の読み方
2025年最後の口座詳細です。スワップの欄に出ている金額が何を指すのかは、画像のあとに添えます。


この欄に出ているのは、いま保有しているポジションにぶら下がったままの未確定分だけです。
マイナス側は毎月の振替で先に確定側へ移していますし、プラス側も決済が済んだものはその時点で損益に振り替わっています。
ですからここは、当月に発生した受け払いの額でもなければ、開始からの累計でもありません。残っているものだけが並ぶ場所です。
今月の総評


2025年12月の月次確定差益は▲192,353円でした。
10月から3か月続けてのマイナスで、単月のマイナス幅としては43ヶ月でいちばん大きくなりました。
ただ、売買のほうは先月より戻しています。振替前の月間売買損益は+78,515円で、先月の40,044円から倍近くまで戻りました。
新規成立が100回、決済成立が106回。先月は新規51回・決済36回でしたので、回転そのものは立て直しています。
営業日は23日あり、確定が出たのは20日でした。いちばん大きかったのは12月5日の+16,113円で、月の合計の2割ほどです。
寄与の順はUSD/CAD(ドルカナダ)の+50,394円、EUR/GBP(ユーロポンド)の+11,460円。
そのあとにNOK/SEK(ノックセック)の+9,362円、EUR/USD(ユーロドル)の+7,299円と続きます。
そしてAUD/NZD(オージーキウイ)が、先月に続いて0円でした。
一方でスワップ振替は▲270,868円。毎月振り替える方式に変えた2025年のなかでは、いちばん重い額になりました。
売買の78,515円の3倍以上あり、差し引きの192,353円がそのまま今月の赤字になりました。
重くなっているのは、払う側のポジションを動かせないまま月をまたいでいるからです。
とくにAUD/NZD(オージーキウイ)の売りはレンジアウトしたままなので、今月ひとつも決済されておらず、その分のコストは毎月そのまま出ていきます。
月末の口座は、預託証拠金が38,467,189円、有効証拠金が30,375,181円、証拠金維持率は354%です。
先月の366%からは12ポイントの低下で、下がった幅は先月とちょうど同じでした。
そして評価損益は▲8,092,008円。決済のほうが多かった月なのに、記録の残っている月ではいちばん深いところまで来ています。
抱えている本数が増えたから重くなったのではなく、抱えている中身の値段のほうが動いた月でした。
ただ、深さそのものより気になっているのは、そのうちの一部が仕掛けた範囲から離れて動かなくなっていることです。
中身は後半の評価損の項でそのまま並べます。


12月の動き(通貨別ハイライト)
- USD/CAD(ドルカナダ)+50,394円
新規3回に対して決済74回。長いあいだ重荷だった1本が、今月はいちばん働きました。 - EUR/GBP(ユーロポンド)+11,460円
決済12回が新規9回を上回り、在庫を減らしながら確定できています。 - NOK/SEK(ノックセック)+9,362円
新規52回に対して決済11回。下げが続き、買いを積み増した側です。 - EUR/USD(ユーロドル)+7,299円
新規31回・決済9回。上に伸びた分、売りの在庫が増えました。 - AUD/NZD(オージーキウイ)0円
レンジの外に出たまま、新規5回に対して決済0回。2ヶ月続けて、確定が1円も出ませんでした。




リスクと運用姿勢(翌月への持ち越し)
証拠金維持率は354%、有効証拠金は30,375,181円です。
5ヶ月続けて細ってきました。下がり幅を並べると161ポイント、28ポイント、12ポイント、12ポイントです。
小さくなってきた縮み方が、今月は先月と同じところで止まりました。ロスカットの水準までは、まだ距離が残っています。
向いている方向と、そこへ進む速さ。この2つは分けて見ておきたいところです。
翌月に向けて決めているのは、今月も設定を足さないことです。
重さの中心が入れ替わったのが今月の特徴でした。
長く重かったUSD/CAD(ドルカナダ)が軽くなり、代わりにNOK/SEK(ノックセック)とAUD/NZD(オージーキウイ)が膨らんでいます。
ただ、膨らんだ2つは中身が違います。
NOK/SEK(ノックセック)は下げながら仕入れている最中で、決済も新規も動いています。
AUD/NZD(オージーキウイ)は仕掛けた範囲から離れて、回転そのものが止まりました。
手を入れることを考えるとしたら、金額の大きいほうではなく止まっているほうです。
ただ在庫を軽くする手立ては決済しかなく、その決済は価格が戻ってきて初めて進みます。待つ側の月でした。
設定を見直すかどうかは、今月も毎月の点検の場に持っていきました。
年をまたぐ前に一度整理できたので、来年の組み替えを考える材料は手元に残っています。



3か月続けての赤字で、2025年が終わりました。
売買は+78,515円まで戻したんです。決済も106回出ていて、新規の100回より多い。
それでも振替の▲270,868円に届きませんでした。
不思議なのは、決済のほうが多かったのに評価損がいちばん深くなったことです。
減らしたはずなのに重くなった。中身が入れ替わると、こういうことが起きるんですね。
ただ深さより効いているのはAUD/NZD(オージーキウイ)のほうで、売りが動かないまま払うだけの月になりました。ここはさすがにしんどいです…。
トラリピ開始からの累積実績損益の推移










折れ線は9月の8,588,541円を頂点に、3ヶ月かけて43万円ほど下りてきました。開始から43ヶ月、全期間の累計損益は+8,156,498円です。
43ヶ月分を通してみると、黒字が39ヶ月、赤字が4ヶ月です。この比率を出せるのも、毎月同じ形で残してきたからでした。
2025年の1年を振り返って
これで2025年の12ヶ月が閉じました。年度の確定差益累計は+1,469,951円です。
内訳でいうと、売買で3,104,196円を積み、スワップ振替で1,634,245円を戻した1年でした。
黒字が9ヶ月、赤字が3ヶ月。いちばん伸びたのは4月で、確定差益は842,707円でした。


月ごとの上下と、年で束ねたときの残り。私はこの2つを分けて見ています。
この1年は最後の3ヶ月が続けてマイナスで、それでも12ヶ月分ではプラスが残りました。どちらかが正しいという話ではなく、見る幅を変えるとそう見える、というだけのことです。


グラフの形は毎月ここに残していきます。この積み上がり方が気になった方は、下のボタンからどうぞ。
2025年12月のFXトラリピ収益・通貨ペアの内訳


ここに並べる金額は、マイナススワップを引く前のものです。
振替は全通貨をまとめて処理しているので、ペアごとの負担額に分けることができません。
ペア別に見えているのは売買の側だけ、という前提でご覧ください。
USD/CAD(ドルカナダ):+50,394円 / 新規3回・決済74回
今月は月を通して下げていく型でした。1.41台から下り、月末は1.37179で終えています。
50日線と75日線が1.395近辺、200日線が1.386近辺にあり、3本とも価格の上です。
新規は3回しか成立せず、決済が74回。下げに沿って、売り持ちが次々と利確の側に届きました。
売り持ちなのでマイナススワップは出続けますが、仕掛けた範囲の外で止まっていた在庫が74回分外れました。
含みは▲1,471,872円まで軽くなり、先月末の▲2,617,071円から114万円ほど戻っています。
EUR/GBP(ユーロポンド):+11,460円 / 新規9回・決済12回
月の前半に0.879台まで上げ、後半は0.8695近くまで沈んでから戻す往復の型でした。
50日線が0.8757近辺、75日線が0.8737近辺で、どちらも価格の上にあります。月末は0.87161です。
決済12回が新規9回を上回りました。行って戻ってくる動きが、そのまま利確につながっています。
売り持ちなので、スワップは受け取れる側です。含みは▲192,849円で、先月末の▲277,036円から8万円ほど軽くなりました。
NOK/SEK(ノックセック):+9,362円 / 新規52回・決済11回
先月に続いて下げの型で、0.913近辺まで水準を切り下げました。月末は0.91308です。
50日線が0.9285近辺、75日線が0.9345近辺、200日線が0.9375近辺。3本とも価格の上で、どれも下を向いています。
グリッドへのタッチは新規52回に対して決済11回。下げの過程で在庫を積んだ月です。
買い持ちで、スワップは受け取れる側になります。含みは▲1,877,179円まで膨らみましたが、安く仕入れている最中の数字だと受け止めています。
先月末の▲1,050,878円からは82万円ほど動きました。
EUR/USD(ユーロドル):+7,299円 / 新規31回・決済9回
今月は上に伸ばす型でした。1.16台から1.18手前まで上げ、月末は1.17451で終えています。
50日線が1.164近辺、75日線が1.1655近辺、200日線が1.155近辺。3本とも価格の下にあり、上を向いています。
新規31回に対して決済は9回。上へ抜けていくあいだ、売りの仕掛けだけが順に約定していきました。
売り持ちなので、上がるほど売りを足していく形になります。含みは▲454,387円で、先月末の▲304,930円から15万円ほど増えました。仕込みが進んでいる最中の数字です。
AUD/NZD(オージーキウイ):0円 / 新規5回・決済0回
月の大半は1.14台での小さな往復でしたが、最後の数日で1.15を上に抜けました。月末は1.15925です。
50日線が1.1475近辺、75日線が1.1425近辺で、どちらも価格の下に置いていかれています。
新規5回に対して決済は0回。売りの側は仕掛けた範囲から大きく離れたところで推移していて、行って戻る動きそのものが止まっています。
在庫はすでに積み終わっていて、ここから増えも減りもしません。
含みは▲4,095,721円で、先月末の▲2,984,466円から111万円ほど増えました。
しかもこの売りはスワップを払う側です。待っているあいだ、コストだけが出ていきます。
GBP/USD(ポンドドル):今月は確定なし
先月末の1.32400から一度1.328近辺まで押したあと、1.352台まで上げて月末は1.34727でした。
200日線が1.3375近辺にあり、そこを上に抜けた位置で終えています。
今年5月の+41,663円を最後に、7ヶ月続けて確定が出ていません。
ポジションサマリにも行が出ていません。この月は、このペアに仕掛けを置いていませんでした。
CAD/JPY(カナダ円):今月は確定なし
先月末の111.765から2円44銭ほど上げ、月末は114.209で終えました。
50日線が111.4近辺、75日線が110.0近辺で、どちらも価格のずっと下にあります。
グリッドから外れた位置がさらに開いたので、今月も取引は起きていません。
戻ってくるまでは静観します。



今月の内訳でいちばん驚いたのは、USD/CAD(ドルカナダ)が1位になったことです。
月の稼ぎ頭になったのは2024年10月以来、14ヶ月ぶりでした。
新規3回に対して決済74回。ずっと在庫だった売りが、下げに乗ってまとめて売れた形です。
反対にAUD/NZD(オージーキウイ)は2ヶ月続けて0円でした。
働く順番が入れ替わるだけで、合計はこうして残ります。分けておいてよかったなと思う月です。
順位が入れ替わった月ほど、内訳を見ておく意味があります。中を覗いてみたい方はこちらへ。
証拠金維持率と評価損は?
2025年12月31日のポジションサマリ


- 預託証拠金:38,467,189円
- 有効証拠金:30,375,181円
- 評価損益:▲8,092,008円
- 証拠金維持率:354%
【図解】評価損の意味は前提で変わる


口座詳細とポジションサマリ、そしてExcelの月末値。今月も3つとも同じ数字で揃いました。
評価損は合計で▲8,092,008円です。記録の残っている月では、いちばん深い水準になりました。
ただこの数字は抱えている在庫の量であって、危ないかどうかの目盛りではないと思っています。
私が見ているのは、それぞれの在庫が仕掛けた範囲のどのあたりにいるかと、口座全体にどれだけ余力が残っているかのほうです。
ひとまとめにすると中身が見えないので、スワップの向きと、回転が続いているかどうかで分けて並べます。
片方は、持っているだけでスワップを払い続ける側。USD/CAD(ドルカナダ)の売りがこれにあたります。
ここは▲1,471,872円まで軽くなりました。先月末の▲2,617,071円から114万円ほど戻っています。
長いあいだ仕掛けた範囲の外に置き去りになっていた売りが、下げに沿って74回分外れていった月でした。
止まっていた回転が、この1本だけ動いた形です。
もう片方は、持っているあいだスワップを受け取れる側。NOK/SEK(ノックセック)の買いと、EUR/GBP(ユーロポンド)・EUR/USD(ユーロドル)の売りがこちらです。
NOK/SEK(ノックセック)は▲1,877,179円で、先月末の▲1,050,878円から82万円ほど動きました。
下げの過程で新規52回が入り、買いの建玉は2,310,000通貨から2,760,000通貨まで積み上がっています。
安いところで仕入れながら在庫を増やしている最中で、こうなることは仕掛けたときから織り込んでいる動きです。
この買いはスワップを受け取る側なので、待っているあいだのコストも出ていきません。
EUR/USD(ユーロドル)は▲454,387円で、先月末の▲304,930円から15万円ほど増えました。
売りが65,000通貨から87,000通貨へ増えたところに、水準の上昇が重なっています。
EUR/GBP(ユーロポンド)は▲192,849円で、先月末の▲277,036円から8万円ほど軽くなりました。
決済12回が新規9回を上回り、売りの建玉は85,000通貨から80,000通貨へ減っています。在庫を吐き出せた側です。
この側については、帯を大きく割り込まないかぎり深刻には受け止めていません。
そしてAUD/NZD(オージーキウイ)です。▲4,095,721円で、先月末の▲2,984,466円から111万円ほど重くなりました。
ただ今月ここをいちばん見ているのは、金額が大きいからではありません。
売りの856,000通貨は今月ひとつも動いていません。仕掛けた範囲から大きく離れたところに価格があって、決済も新規も起きない状態が続いています。
買いのほうは110,000通貨から160,000通貨へ増えました。上に抜けた側で反応したのはこちらだけです。
在庫を積み終えて回転が止まり、そのうえでスワップを払い続ける。仕込みが終わって、払うだけになった形です。
深さそのものより、この状態のほうを重く見ています。
合計で見ると、USD/CAD(ドルカナダ)が戻した114万円を、NOK/SEK(ノックセック)とAUD/NZD(オージーキウイ)の悪化が上回りました。
軽くなった側より、重くなった側のほうが大きかった月です。
なお、口座のスワップ合計の欄には+548,521円と出ています。ただしこれは、まだ決済していない建玉にぶら下がった受け取り分の積み上がりです。
払う側は毎月の振替で先に落としており(12月は▲270,868円)、受け取る側は利確するまで手元に入りません。
つまりこの欄は、構造としてプラス寄りにしか出ません。今月いくら受け払いしたかを示す数字ではないので、そこは分けて読んでいます。
先月の233,055円から増えたのも、受け取り側の建玉が積み上がったためです。


【図解】スワップ精算の仕組み


USD/CAD(ドルカナダ)の失敗トラリピ設定
始めて間もない頃に、誰にも相談せず自分ひとりで並べた設定です。
狭い帯に注文をぎっしり置いたので、内側にいたあいだは面白いように利確が続きました。
そこから大きく外れ、含み損とマイナススワップを抱えたまま、いまも口座に残っています。
今月の月末レートは1.37179。先月末の1.39700から2円半ほど下げ、月を通して下向きでした。
この設定は自分で置いた帯を大きく上に外れたまま、長く動かない在庫になっていました。
今月は価格がその帯のほうへ戻ってきて、売り持ちの決済が74回進んでいます。含みも114万円ほど軽くなりました。
ただ、それで設定の性格が変わったわけではありません。
当たっているあいだは狭く濃い密度がそのまま効率になり、外れているあいだは同じ密度がそのままコストになります。今月は前者が出ただけです。
1.32割れの目安までは、まだ随分と距離があります。3年4ヶ月分払い続けてきた事実も、今月の50,394円では埋まりません。
軽くなった月ほど、そこを混ぜずに書いておきたいところです。


12月は追加も変更も削除もありませんでした。稼働している顔ぶれは先月のままで、CAD/JPY(カナダ円)だけが帯の外で出番を待っています。
現在稼働中の設定
AUD/NZD(オージーキウイ)
EUR/GBP(ユーロポンド)
USD/CAD(ドルカナダ)
NOK/SEK(ノックセック)
EUR/USD(ユーロドル)
GBP/USD(ポンドドル)
CAD/JPY(カナダ円・レンジ外で待機中)



3年4ヶ月ずっと請求書だけ届いていた設定が、今月だけ配当を持ってきました(笑)
うれしいんですけど、これで帳尻が合ったわけではないんですよね。
コンサルを受けるようになってから、こういう狭く濃い勝負はしなくなりました。
利益率より寿命、というのがいまの結論です。
この1本は、その結論を毎月思い出させてくれる置き土産だと思っています。
うまくいった月だけを載せても実像は伝わらないので、この1本はこれからも毎月出します。
相場を100%読み切れる人はいないので、外れたときにどう立て直すかまでが投資だと思っています。
私が相談できる場所のあるところを選んだのは、そこが理由です。
2025年12月のFX投資元本(トラリピ運用資金)


2025年12月時点で、預託証拠金は3,847万円、有効証拠金は3,038万円、入出金累計は3,010万円です。
今年は一度も資金を足しませんでした。入出金累計は3,010万円のまま、1年を終えています。
棒(預託証拠金)は先月の3,887万円から3,847万円へ、折れ線(有効証拠金)は3,164万円から3,038万円へ下がりました。
棒が減ったのは、振替で口座から実際に出ていった分です。
折れ線とのすき間が、そのまま在庫の重さになります。今月はそこが広がりました。
年末に元本を足せば維持率の見え方は整いますが、在庫が減るわけではありません。
いまの資金のままどこまで回せるのかを見ておきたいので、来年も水準は据え置きで始めます。
トラリピは、あらかじめ決めた幅の中に注文を敷き詰めておく仕組みです。価格がその中を往復するたび、売りと買いが自動で入れ替わります。
往復さえ戻ってくれば、在庫は順に決済されて軽くなります。
評価損益を含め、全決済したときの損益は?
確定した利益だけを見ていると、実力を過大に見積もってしまいます。抱えているポジションを全部決済したらいくらになるのか、という視点も並べておきます。
私はこれを小売業の在庫にたとえて考えています。
| 商売でいうと | トラリピでは |
|---|---|
| 店の在庫 | 未決済ポジション(評価損) |
| これまでの売上 | 確定利益 |
| 今日ぜんぶ売り払ったら | 全決済したときの損益 |
【図解】在庫のたとえ


在庫がゼロでは商売になりません。売れるまでは在庫として抱えているだけで、それ自体は失敗ではないという考え方です。
ただし仕入れすぎれば、廃棄(ロスカット)のリスクは確実に上がります。
評価損益を含めた全決済損益(仮定値)


- 月末評価額:▲8,092,008円
- 期末全決済損益:+64,490円


グラフの下側が空いている月は、評価損がゼロだったのではなく、月末評価額を記録していなかった月です。
いま全部売り払ったとすると+64,490円です。先月の+1,114,470円から105万円ほど減りました。
プラスを保った月としては、43ヶ月でいちばん小さい数字になります。
確定で▲192,353円、評価損の拡大で86万円。今月もどちらも減らす側に効いています。
それでもまだプラス側にいるうちは、店を畳まずに続けられます。
今月は棚の一角がまとめて売れて、別の棚に仕入れが積み上がりました。売上は立ったのに、棚全体の値札はむしろ下がっています。
資金効率の定義と比較
資金効率は、投じた元本に対してどれだけ稼げたかの割合です。私は2種類を並べて見ています。
ひとつは評価損益を含めない見方で、確定した利益だけを元本で割ったものです。実際に手にした結果がそのまま出るので、月ごとの働きぶりが分かります。
もうひとつは評価損益を含めた見方で、抱えている在庫も損益として織り込みます。相場が逆行すれば大きく沈むので、こちらのほうが現実に近い姿です。
| 見方 | 評価損益なし | 評価損益込み |
|---|---|---|
| 何を見るか | 確定した利益だけ | 確定+抱えている在庫 |
| 性格 | ぶれが小さい | 相場でぶれる |
| 使いどころ | 毎月の働きぶり | いま畳んだ場合の実力 |
指標は4つ並べます。当月分の月次、その年の年間累積、開始以来の累積、そして開始以来を年率に直した平均です。
【図解】資金効率の4つの見方


資金効率の推移(月次・年間累積・開始以来・平均)
資金効率(評価損益なし)


- 月次:▲0.64%
- 年間累積:4.88%
- 開始以来累積:27.10%
- 開始以来平均(年率換算):7.56%
確定ベースの月次は▲0.64%で、43ヶ月のなかでいちばん低い値になりました。先月は▲0.59%です。
年間累積も5.52%から4.88%へ下がり、2025年はこの水準で着地しました。
資金効率(評価損益込み)


- 月次:▲3.49%
- 年間累積:▲4.88%
- 開始以来累積:0.21%
- 開始以来平均(年率換算):0.06%
在庫を織り込むと月次は▲3.49%で、先月の▲1.67%からマイナス幅が倍以上に広がりました。
年間累積は▲1.39%から▲4.88%へ沈み、2025年は在庫込みではマイナスで終わっています。
開始以来累積も0.21%まで下りました。運用を始めた2022年の立ち上がり期を除けば、いちばん低い水準です。
単月の数字は、相場の都合でどうしても上下します。年でならしても、2025年のように後半で削られる年があります。
私が地力とみているのは、開始以来を年率に直した平均のほうです。
43ヶ月、3年7ヶ月かけて、確定ベースの累計は+8,156,498円になりました。年率にならすと7.56%です。
月ごとの当たり外れも、年ごとの良し悪しも、全部ならしたあとに残っているのがこの数字です。だから私はここを見ています。
ただ、良いほうだけ置いても仕方がないので、在庫を織り込んだ側も並べます。開始以来累積は0.21%、平均は年率0.06%です。
いま抱えている在庫を全部吐き出したとすると、開始からの成績はこの水準まで下がる、という見方になります。
在庫込みは4ヶ月続けて下がりました。ここまで積んだものが、在庫込みで見ると出発点まで戻ったということです。
ここが戻るには在庫が決済されるのを待つしかなく、年単位の話だと思っています。


今月の資金効率まとめ



確定ベースは▲0.64%、在庫込みは▲3.49%。
今月は2つの指標が同じ向きに悪くなりました。先月は逆を向いていたので、そこも入れ替わりです。
在庫込みのほうは、数字だけ見ると効きますね…。
ただ確定ベースの開始以来は27.10%のまま残っています。どちらも同じ口座の話なんですよね。
同じ月を2通りで見ると、気持ちまで2通りになります。
2025年12月末時点のチャート
12月は、通貨ごとに向きがはっきり分かれた月でした。
私の稼働ペアではUSD/CAD(ドルカナダ)が月を通して下げ、EUR/USD(ユーロドル)とGBP/USD(ポンドドル)はどちらも上へ伸ばしています。
AUD/NZD(オージーキウイ)だけが最後の数日で急に持ち上がり、1.15の帯を上に抜けたまま年を越しました。
ニュージーランドが12月に利下げしたことで、下げのサイクルはひとまず一巡かなとみています。豪州は物価が残っていて動きにくく、その差がそのまま出た形です。
円のほうは12月も弱いままで、CAD/JPY(カナダ円)が2円半ほど上げました。
ドル円については、12月も設定を置かないままにしました。
AUD/NZD(オージーキウイ)の日足チャート



【テクニカル】月末は1.15925。月の大半は1.14台での小さな往復でしたが、最後の数日で1.15を上に抜けました。
50日線は1.1475近辺、75日線は1.1425近辺で、どちらも価格の下です。
200日線はさらに下にあります。
【ファンダ】ニュージーランドが12月に利下げし、政策金利は2.25%になりました。
これで下げのサイクルはひとまず一巡かなとみています。豪州は物価が残っていて下げにくく、金利差の見え方が月末にかけて変わったのだと受け止めています。
【トラリピ】新規5回に対して決済は0回で、確定は0円。2ヶ月続けてになりました。
売りは仕掛けた範囲から大きく離れたところに価格があり、856,000通貨を抱えたまま回転が止まっています。
買いは110,000通貨から160,000通貨へ増えました。上に抜けた側だけが反応した形です。
払う側のスワップを抱えたまま待つ月になりました。今月いちばんきついのはここです。


EUR/GBP(ユーロポンド)の日足チャート



【テクニカル】月末は0.87161。月の前半に0.879台まで上げ、後半は0.8695近くまで沈んでから戻しました。
50日線が0.8757近辺、75日線が0.8737近辺で、どちらも価格の上にあります。
200日線はずっと下です。
【ファンダ】ユーロ側もポンド側も、決め手を欠いたまま行って戻ったという受け止めです。
先月と同じ0.87の帯に、今月も収まりました。
【トラリピ】新規9回・決済12回で+11,460円。
決済が新規を上回り、売りの建玉は85,000通貨から80,000通貨へ減りました。
売り持ちなので、スワップは受け取れる側です。含みも8万円ほど軽くなりました。


USD/CAD(ドルカナダ)の日足チャート



【テクニカル】月末は1.37179。1.41台から月を通して下げ、先月末の1.39700からは2円半ほどの下落です。
50日線と75日線が1.395近辺、200日線が1.386近辺。
3本とも価格の上にあり、赤い50日線は下を向いています。
【ファンダ】カナダ側の景気指標が良く、カナダドルが買われた月だとみています。
米国はここから利下げの余地が残っているので、金利差は縮む方向かなと考えています。テクニカルの向きとも揃ってきました。
【トラリピ】新規3回に対して決済74回で+50,394円。今月の稼ぎ頭です。
仕掛けた範囲の外で長く止まっていた売りが、下げに沿って順番に外れていきました。
売り持ちである以上、残っている分のスワップは払い続けます。
含みは▲1,471,872円まで戻りましたが、この先どうなるかは価格の位置しだいです。


NOK/SEK(ノックセック)の日足チャート



【テクニカル】月末は0.91308。先月末の0.93223からさらに水準を切り下げました。
50日線が0.9285近辺、75日線が0.9345近辺、200日線が0.9375近辺です。
3本そろって価格の上にあり、いずれも下向きです。
【ファンダ】このペアについては、今月も大きな材料は見当たりませんでした。
下げの理由がはっきりしないまま、じりじり進んでいる印象です。
【トラリピ】新規52回・決済11回で+9,362円。
下げの過程で建玉が2,310,000通貨から2,760,000通貨まで増えました。安いところで仕入れている最中です。
買い持ちでスワップは受け取れる側なので、待つあいだのコストは出ていきません。
含みは82万円ほど動きましたが、ここは設計どおりの形だと受け止めています。


EUR/USD(ユーロドル)の日足チャート



【テクニカル】月末は1.17451。1.16台から1.18手前まで上げ、最後は少し押して終えました。
50日線が1.164近辺、75日線が1.1655近辺、200日線が1.155近辺です。
3本とも価格の下にあり、上を向いています。
【ファンダ】ドルが弱含んだ分、ユーロが押し上げられたという見え方をしています。
ユーロ側から強くなった動きではないと受け止めています。
【トラリピ】新規31回・決済9回で+7,299円。
上へ抜けていくあいだ、売りの仕掛けだけが順に約定していきました。
売りは65,000通貨から87,000通貨へ増え、含みは15万円ほど重くなっています。


GBP/USD(ポンドドル)の日足チャート



【テクニカル】月末は1.34727。先月末の1.32400から一度1.328近辺まで押し、そこから1.352台まで上げました。
200日線が1.3375近辺にあり、そこを上に抜けた位置で終えています。
50日線は1.3265近辺、75日線は1.3345近辺です。
【ファンダ】ドルが弱含んだ局面で、ポンドもいっしょに買われた月だとみています。
【トラリピ】今年5月の+41,663円を最後に、7ヶ月続けて確定が出ていません。
そもそも12月は、このペアに注文を並べていないので、確定が出る余地がありませんでした。
サマリーに行が出ていないとおり、いまは建玉がありません。今月ふくらんだ在庫とは無関係です。


CAD/JPY(カナダ円)の日足チャート



【テクニカル】月末は114.209。先月末の111.765から2円44銭ほど上げ、上昇が続いています。
50日線は111.4近辺、75日線は110.0近辺で、どちらも価格のずっと下です。
200日線はさらに下にあります。
【ファンダ】円が弱いという構図が、12月もそのまま続いた形だとみています。
【トラリピ】レンジは99.976で、そこからさらに離れました。
価格が帯の外にある状態が続いており、12月も約定はありません。
建玉もないので、在庫の増減には絡んでいません。待つ月がもう1つ増えました。





2025年、これで12ヶ月分を書き切りました。
正直に言うと、最後の3ヶ月は書くのがしんどかったです。下を向いている月ほど、載せる手が重くなるので…。
それでも同じ並びで残しておくと、あとから自分で確かめられます。
この1年、慌てて設定をいじる展開にはなりませんでした。ひとりだったら、たぶんどこかで触っていたと思います。
44ヶ月目も、同じところに置いていきます。
3年7ヶ月分、伸びた月も返した月も同じ形で並べてきました。中身が気になった方は、下のボタンからのぞいてみてください。
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